C++のコードをもっとスッキリ書きたいと思いませんか?
「条件演算子(三項演算子)」を使えば、簡単に条件分岐を記述できます!
ここでは、基本の使い方から具体例まで、誰でも理解できるように解説します。
基本の書式(公式)
条件式 ? 真の場合の値 : 偽の場合の値;
- 条件式:
true
またはfalse
に評価される式(例:a > b
)。 - 真の場合の値:条件式が
true
のときに返される値。 - 偽の場合の値:条件式が
false
のときに返される値。
動きの流れ
- 条件式を評価します。
- **条件式が
true
なら「真の場合の値」を返します。 - **条件式が
false
なら「偽の場合の値」を返します。
具体例
例1: 大きい数を選ぶ
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
int a = 10, b = 5;
int result = (a > b) ? a : b; // aがbより大きい場合はa、それ以外はb
cout << "大きい方の値は " << result << " です。" << endl;
return 0;
}
実行結果:
大きい方の値は 10 です。
例2: 合格・不合格を判定
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
int score = 85;
string result = (score >= 60) ? "合格" : "不合格";
cout << "試験結果: " << result << endl;
return 0;
}
実行結果:
試験結果: 合格
ポイントと注意点
- シンプルな条件分岐に最適
短い条件ならif文
よりスッキリ書けます。 - 使いすぎ注意!
ネストして複雑に書くと、コードが読みにくくなります。
→ 複雑な条件分岐は素直にif文
を使いましょう。
まとめ
- 書式:
条件式 ? 真の場合の値 : 偽の場合の値
- 使い方:
if文
を短く書きたいときに便利!
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