エッジロケーションは、AWSがユーザーにデータを素早く届けるための中間地点として設置しているサーバーのことです。
目次
簡単に言うと?
エッジロケーションは、リージョン(AWSのデータセンター)からのデータを、一時的に保存しておく場所です。
例えば:
- 東京にあるAWSリージョンからアメリカのユーザーがデータを取得する場合、距離が遠いと時間がかかります。
- しかし、アメリカにあるエッジロケーションにデータをキャッシュ(一時保存)しておけば、ユーザーはその近くのエッジロケーションからデータを素早く取得できます。
エッジロケーションの役割
- データを早く届ける
- ユーザーに最も近いエッジロケーションからデータを提供するので、遅延(レイテンシ)が減少します。
- キャッシュの利用
- 画像や動画など、何度も使うデータをキャッシュとして保存し、毎回リージョンにアクセスする手間を省きます。
- グローバル展開を支援
- 世界中のエッジロケーションを利用することで、どの国のユーザーでも高速なアクセスが可能になります。
エッジロケーションを使うサービス
- Amazon CloudFront:Webサイトや動画を高速に配信するサービス。
- Route 53:DNSクエリ(名前解決)を高速処理するサービス。
- AWS Global Accelerator:アプリの通信を最適化するサービス。
エッジロケーションの仕組み
- ユーザーがデータをリクエスト
→ まずエッジロケーションにリクエストが送られる。 - キャッシュがあれば即時提供
→ エッジロケーションにデータがあれば、その場で返す。 - キャッシュがなければリージョンから取得
→ 必要に応じてリージョンからデータを取りに行き、エッジロケーションに保存して次回に備える。
エッジロケーションのメリット
- データ配信が高速:距離が短いので、読み込み時間が短縮されます。
- 負荷軽減:リージョンのサーバーにアクセスする回数が減るため、サーバー負荷が軽減します。
- ユーザー体験の向上:Webサイトや動画がスムーズに動くようになります。
まとめ
エッジロケーションは、AWSのデータ配信をより速く、より効率的に行うための仕組みです。
ユーザーの近くに設置されたサーバーが、データを一時保存し、アクセスを高速化します。
- 簡単に覚えるなら:
「データの高速中継地点」と考えるとわかりやすいです!
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