Stable Diffusionで作成した画像を共有したいと思ったことはありませんか?他の人から評価をもらえるとモチベーションが上がり、さらに楽しくなりますよね!しかし、もしその画像をそのままコピーされたらどうでしょうか?とても不愉快ですよね。特に、Stable Diffusionではプロンプトさえ分かれば、似たような画像を簡単に作成できてしまいます。
そこで今回は、アップロードした画像を不正にコピーされないための対策について解説
なぜ画像のプロンプトが分かるのか
そもそもアップロードした画像のプロンプトが分かるか解説します。設定によってはメタデータを生成しない方もしますが、pnginfoの設定がONになっている場合はメタ情報が保存されます。
そもそもメタ情報とは
メタ情報とは、データに関する追加情報や説明を提供するデータのことです。Stablediffusionの場合は、生成した画像に画像のサイズ・プロンプト・モデルなどが含まれている情報のことを指します。いたって普通の画像に見えますが、画像を読み取ることで作成した情報がわかります。基本的に初期設定ではメタデータを保存しない設定ですが、様々なプラグインを導入している場合保存される可能性があるので確認したほうがいいです。
メタ情報を保存する設定か確認する方法は次の通りです。
※もしStealth PNGinfoとEagle-pnginfoがなければ、基本的にメタ情報は保存されません。
Stealth PNGinfoを利用している場合
Eagle PNGinfoを利用している場合
上記でチェックが入っている場合は画像を生成する際にメタ情報が組み込まれています。
生成画像のメタ情報を消去する方法
生成した画像のメタ情報を消去する方法はたくさんありますが、ExifCleanerツールを使用すれば簡単にメタ情報を消去することができます。
メタ情報の消去手順
※Windows PC利用者は画像を参考にしてください
このような表示をされるとメタ情報が消去されています
メタ情報の消去の注意点
メタ情報を消去すると復元することができないので、
同じ画像を作成する際は画像を別でコピーする。もしくはメモするなどしてください。
メタ情報を消去できているかの確認方法
メタ情報が含まれているか確認してみましょう。Stablediffusion内で簡単に確かめることができます。
メタ情報ありの場合
メタ情報なしの場合
メタ情報ありの場合は、プロンプトやモデル、seed値など表示されていますが、メタ情報なしの場合はNone(なし)と表示されています。
メタ情報の必要性
メタ情報は、画像制作プロセスを記録し、プロンプトや設定を再確認する際に非常に便利です。特にStable Diffusionなどで作成した画像では、プロンプトやシード値、モデル名などが保存され、同じ条件で画像を再生成したり、制作プロセスを効率化するのに役立ちます。また、クライアントや取引先との交渉時には、ライセンス表記や透明性を示すためにメタ情報の開示を求められることがあります。これにより、信頼関係の構築や取引がスムーズになることもあります。
しかし、メタ情報の開示にはリスクも伴います。プロンプトや生成条件を公開すると、自分の技術や創作手法が模倣される可能性があり、作品の独自性が損なわれることもあります。そのため、クライアントの要求に応じて必要最低限の情報を開示しつつ、ポートフォリオや公開作品ではメタ情報を削除してリスクを回避する方法が有効です。
メタ情報の開示は、技術力をアピールできる一方で、模倣リスクへの対策が必要です。目的に応じて公開範囲を慎重に判断し、適切に活用することが重要です。
まとめ
メタ情報について詳しく知ることはできましたか?これからもStablediffusionの知識を中心に発信していこうと思います。みていただきありがとうございました!
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